元鷹戦士が福祉の現場で活躍している。ソフトバンクOBの森本学(さとる)氏(40)が13日、ヤフオクドームを訪れた。

 森本氏は02年ドラフト6巡目で当時のダイエーに指名され、翌年からソフトバンクに名前を変えた同チームで9年間プレーした内野手。引退後に地元の大阪で介護、福祉業の会社を設立し、老人ホームなどを経営。昨年から福岡でも福祉の活動を始めた。福岡では障がいを持つ子どもたちの「余暇活動」を支援しており、映画館などに引率する活動を行っている。

 この日はソフトバンクの大ファンという18歳の女性2人を引率し、野球観戦。元選手だけあり、選手や首脳陣と間近に接する機会を設け、喜ばせていた。森本氏は「2人ともすごく野球が好きで、前の日から眠れなかったと言っていた。私にできることで、こうやって力になることができれば」と話し、目を細めていた。