あるぞ交流戦中の1軍昇格! 阪神藤浪がウエスタン・リーグのオリックス戦(鳴尾浜)に先発し、7回を投げ6安打無失点にまとめた。5回には2死満塁のピンチを背負ったが、西村を外角低めの変化球で空振り三振に仕留めた。「意図した投球、配球を自分で考えながら、こうしてやろう、ああしてやろうという感じで、積極的な前向きな気持ちで投球できている」と充実感を漂わせた。

 課題の制球力も安定感が出てきた。3四球を与えたが、荒れ球はほとんどなく、丁寧にきわどいコースを突き続けた。4月21日に出場選手登録を抹消されて以降、3度目の登板。計20イニングを投げ、わずか1失点と快投を続けている。この日の結果を聞いた金本監督は「2軍ではいいんだから。(判断が)難しいね」。矢野2軍監督は「上との兼ね合いもあるけど、(1軍への)推薦の中に入ってくる」と評価。1軍のマウンドに返り咲く準備は整いつつある。