ヤクルトは終盤に追い上げたがあと1歩届かず、連勝が3でストップした。

 中村悠平捕手が、前日12日西武戦で頭部死球を受けた影響で先発を外れた。さらに山田哲人内野手も前日に左ひじを痛めたため、16年8月23日中日戦以来、約1年10カ月ぶりにベンチスタートになった。

 先制したのはヤクルトだった。0-0の3回、先頭の西浦直亨内野手が中前打で好走塁を見せ、二塁に到達した。無死二塁、中村に代わって今季初めてのスタメンマスクをかぶった井野卓捕手が、2ストライクと追い込まれてから西武今井のスライダーを、バットを投げ出してゴロを放った。それが二塁手浅村の悪送球を誘い、一塁はセーフ。ボールが転々とする間に、西浦が一気に生還し先制した。

 毎回、安打を許しながら、粘りの投球を見せていた先発のデービッド・ブキャナン投手が、4回に2者連続本塁打を浴び、逆転を許した。終盤に3得点を挙げ、3点差まで追い上げたものの、あと1本が出ず。小川監督は「ブキャナンは、しのいで頑張っていたけど、いっぱいいっぱいだったかな」と振り返った。