ソフトバンクが15安打8得点でオリックスに快勝した。

 工藤公康監督(55)は「ナイスゲーム」と笑顔だった。3回には中村晃の犠飛で先制した直後、柳田悠岐外野手(29)が5階席上段へ運ぶ推定140メートルの超特大20号2ランを放った。工藤監督は「(打球は)よく見えました。5階席の奥にね。すばらしい当たりでしたよ。あそこは1点と3点では全然違う。あそこでよく打ってくれた」と頼れる主砲をほめた。

 投げては先発バンデンハークが7回2安打無失点で6勝目を挙げた。工藤監督は「今日は球威があった。カーブのブレーキもあった。(前半戦最後の登板で)いつも以上に気持ちを込めて投げてくれた」と力投をたたえた。

 この日オリックスに敗れれば5位転落のピンチだったが、快勝。ロッテが敗れ、3位に浮上した。