脳振とうの特例措置で5日に登録を抹消されていたヤクルト青木宣親外野手が、7試合ぶりに復帰して2安打を放った。

 「2番中堅」で先発。2点を先制された直後の1回無死一塁、巨人山口俊の直球を強振して一、二塁間を破ってチャンスメーク。2回の第2打席も右前打を決めるなど、5打数2安打をマーク。6月30日阪神戦で頭部死球を受けて影響が心配されたが「大丈夫でした。(死球の残像は)気にならなかった」と払拭(ふっしょく)した。それでも、8回1死一、三塁で巨人上原に二ゴロ併殺打に仕留められた打席について「1本出したかった」と悔しがった。

 チームも8連敗で前半戦を終了。「(投打が)かみ合わないわけじゃない。すごく悪いわけじゃない。これからだから。この球宴休みの期間に整理して。みんなも疲れがあるだろうし、しっかり整えてからまた後半戦。長いシーズンはいろんなことがある」と巻き返しへの意欲を示した。