世界大学野球選手権(台湾)で初優勝した大学日本代表(東京6大学選抜)が16日、帰国し、羽田空港で優勝会見を行った。

 会見には慶大・大久保秀昭監督(49)、主将を務めた慶大・河合大樹外野手(4年=関西学院)、4番の早大・加藤雅樹外野手(3年=早実)、投手陣の柱だった明大・伊勢大夢投手(3年=九州学院)が出席した。

 大久保監督は「優勝でき、この場にいられることをうれしく思います。投手は伊勢君、4番として加藤君が頑張ってくれたので心強かったです。(立大の)松崎君、(法大の)中山君がムードメーカーでやってくれたし、チーム力がだんだん高まって、選手がやるべきことをやってくれた」とたたえた。

 優勝へのターニングポイントについては「初戦の入りが良かった。『伊勢、伊勢、台湾料理、伊勢』という感じで任せたが、さすが明治の投手という力を発揮してくれた」と、開幕戦、決勝戦で好投した伊勢の活躍を挙げた。

 7月3日の自身の誕生日には、サプライズでケーキと写真立てをプレゼントされ、大久保監督は「優勝の写真を入れたいです」と希望。見事に念願がかなった指揮官は「いい写真を入れたいと思います」と胴上げされた写真を入れることを明かした。