楽天が延長12回、2番茂木栄五郎内野手のサヨナラ2ランで劇的勝利を挙げた。

 1番田中が犠打を失敗した直後の1死一塁の場面。茂木は1ボールから西武斉藤大の内角低めスライダーを強振し、右翼スタンドに自身初のサヨナラ打となる2ランを運んだ。

 「田中にはいつも助けられているので。何とか田中がミスをしたときにカバーしてあげられたらと思った」。仲間をカバーする一打で、チームの連敗を2で止めた。

 この日は先発辛島ら投手陣が強打の西武打線を最少失点に抑え、島内や今江ら野手陣は守備での好プレーでも投手を盛り立てた。平石監督代行は「辛島をはじめピッチャーが良く頑張ってくれて。苦しい展開でしたけど中継ぎのピッチャーも良く投げてくれた。野手にも素晴らしいプレーが出て。本当に集中して良くやってくれた」と選手たちをたたえていた。