巨人がDeNA井納に封じられ、勝率5割復帰に失敗した。

 相手右腕の状態は良かったが、確実に好機は存在した。初回、重信の二盗と捕手の悪送球が絡み、1死三塁。だがマギー、岡本がともに148キロの外角直球に手が出ず、見逃し三振。先制機を逃し、7回まで3安打無得点に封じられた。8回1死一塁も長野が死球を主張し、この日2度目のリクエストを要求して微妙な判定の末に通らなかったが、二ゴロ失策に乗じて再度チャンスをつくった。だが、最後は代わった三嶋の前にマギーが倒れた。

 3三振した主砲の岡本は「(井納は)全体的に速かった。直球も、スライダーも、フォークも抜けずに低めに決まっていた。何とか前に飛ばせれば良かったが、力みました」と振り返った。先発吉川光は7回2失点と試合をつくった。高橋監督は「点を取らないと勝てない。(8回の代打攻勢は)追いつかないことにはね」と打線の無援護を指摘した。