巨人長嶋終身名誉監督が原氏への来季の監督要請に理解を示した。10日、山口オーナーが取材に応じ「監督の交代の経緯については長嶋終身名誉監督にも球団からスタッフを出向かせて報告をしました。今回の監督交代には理解をしてもらっている」と明かした。

同監督は体調が優れずに7月初旬に大事を取って入院し、検査で胆石が見つかったために入院したまま治療を継続している。

山口オーナーは「順調に回復をしていて、病院の中で歩いたり、リハビリをしている。食事も十分にとれているという状態です」と近況についても説明した。体調は快方に向かっているとした。

チームと高橋監督にも激励を寄せた。13日からヤクルトとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ進出を決め、短期決戦の大勝負に挑む。同オーナーは「ジャイアンツについては『この後、勝ってほしい』。高橋監督については『まだ若いのでチャンスはたくさんある。頑張ってほしい』と言っていた」と病床からのメッセージを届けた。