「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が25日、都内のホテルで行われ、日本ハムが金足農(秋田)吉田輝星投手(3年)を外れ1位で単独指名に成功した。

外れ1位で吉田の一本釣りが決まった瞬間、栗山監督は、立ち上がって吉村GMらと握手を交わした。「欲しかった選手が取れたことは間違いない」と、笑みがはじけた。昨年7球団競合した清宮に続く、甲子園のスターを射止めた。「我々としては、吉田君を高く評価していた。来年優勝するためには先発投手が必要。そこにいったつもり」と、即戦力としての期待をかけた。

前日24日に行ったスカウト会議では約4時間の議論を交わしていた。NO・1は根尾か、吉田か。チームの現状を鑑みてトップランクは根尾としたが、吉田も双璧の評価だった。「必ず、この世界で大エースになると踏んで(指名に)行っている。今季、力でねじ伏せる投手を作らないと優勝できないと感じたからね」。今日26日に栗山監督らが吉田の元へ指名あいさつする予定だ。【木下大輔】