阪神に3位指名を受けたホンダ・木浪聖也内野手(24=亜大)が、早くも1年目の1軍出場とポジション争いに闘志を燃やした。ショートを主戦場に、内野はどこでも守れる。阪神の内野には17年入団の糸原らライバルがいるが「1年目で(1軍で)出続けるのが一番の目標。そこにこだわって取り組んでいけたら。糸原さんも社会人上がり。競争が始まるという感じ」と意気込んだ。

今季は低迷した阪神だが「1年目からチームを勝たせると言ったらおこがましいですけど、自分も盛り上げていけたら」と力を込めた。「守備に一番自信があるので、守れる選手になりたい。打撃もアピールできたら」と話し、注目度の高いチームについては「メディアの前に出るのは苦手なんですけど、それもプロ野球選手だと思うんで。(熱狂的な)そういうファンがいるから自分の力に変える。ファンに愛される選手になります」と抱負を語った。

この日は大学3年の年に亡くなった祖母・美津子さんの命日。「小さい頃から両親が共働きで、野球の送り迎えとか、おばあちゃん子だった。何か運命というか、行けと言ってくれているのかなと思いました」と気持ちはすでに固まっている様子だった。