ヤクルトにドラフト3位で指名された明徳義塾・市川悠太投手(3年)が30日、高知・須崎市の同校で、ヤクルト橿渕スカウトグループデスク、岡林スカウトから指名のあいさつを受けた。右横手からの149キロ直球が武器の市川は「話をしていく中で実感も湧いてきました。今からプロ入りに向けてしっかり練習していきたい。できるだけ早く1軍で投げられるように頑張りたい」と意気込んだ。

同校の馬淵監督は橿渕、岡林両氏と対面すると「市川は体力はあるし、故障がない。体が柔らかいので。だからプロに行ってもそんなに故障したりということはないと思います。149キロまでいったもんですから、あと1キロ出したいわけですよ。そしたら(制球が)ばらけてきて。やっぱり130キロ後半でも左右にきちっと投げ分けた方がバッターは打ちにくいというのをプロで覚えてもらえれば」と希望した。

下級生の時から市川をずっと見てきたという岡林スカウトは「特に去年の春ぐらいから投げるたびに成長していった。先発でもリリーフでもどちらでもできる。リリーフであれば中日の又吉投手のような球を投げられるし、先発であればジャイアンツの斎藤雅樹さんのようなピッチャーになってくれたら」と期待した。