坂本超え、根尾超えで世代NO・1遊撃手を目指す。巨人からドラフト2位指名を受けた明秀学園日立・増田陸内野手(18)が12日、茨城・日立市内で仮契約を結んだ。

契約金6000万円、年俸600万円(推定)で背番号は坂本勇が入団時につけた意中の61番。同校の金沢監督が青森・光星学院(現八戸学院光星)で坂本勇を指導したこともあり、巨人の主将の存在を意識。契約金、年俸を聞かれると「6並びです」と坂本勇の背番号6に引っかけて堂々と答えた。

同世代には中日1位の大阪桐蔭・根尾、広島1位の報徳学園・小園と屈指の遊撃手がそろう。「アグレッシブさ、積極性が売り。技術では負けているけど、元気な姿で引っ張っていきたい」と現状を受け止め、近未来での勝負をもくろむ。

プロへの準備を進めている。頭上からつり下げられた、揺れるボールにパンチを繰り出して動体視力を強化。立浪、井端、今宮、菊池と球界を代表する二遊間の著書も読みあさり、ユーチューブでは原監督の指導の動画などを見てイメージを膨らませている。「ズムサタに出たい」と宮本投手総合コーチがけん引した番組の名物コーナーへの出演も熱望。ショート増田を巨人に根づかせる。【広重竜太郎】