巨人は21日、来季の新外国人として大リーグ、パドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)と選手契約を結ぶことで合意したと発表した。

1年契約で契約金と年俸の総額は推定200万ドル(約2億2000万円)。

ビヤヌエバは、右の長距離砲で、08年にレンジャーズに入団後、12年にカブスに移籍し、16年からパドレスに所属していた。メジャー初昇格となった17年は12試合で4本塁打し、インパクトを残した。今季は正三塁手として110試合に出場し、打率2割3分6厘、20本塁打、46打点だった。4月3日のロッキーズ戦では1試合3本塁打をマーク。3、4月のナ・リーグの月間最優秀新人に、ア・リーグのエンゼルス大谷とともに選出された。守備は三塁に加え、一塁、二塁、遊撃でもプレーした経験を持ち、外野も可能だ。

巨人は過去2シーズン、正三塁手だったマギーが退団し、新外国人野手の獲得に動いていた。

登録名はビヤヌエバで背番号33を予定。来年1月下旬に来日する。ビヤヌエバは「伝統ある読売巨人軍と契約できることを大変光栄に思います。日本に行ったことはありませんが、日本人選手はとても練習熱心で規律正しいイメージがあります。東京ドームの大観衆の前でプレーすることを楽しみにしています。新たな環境で新しいチームメートと一緒に戦い、リーグ優勝、日本一に貢献できるよう全力を尽くします」と球団を通しコメントした。

◆クリスチャン・ビヤヌエバ 1991年6月19日生まれ。メキシコ出身。右投げ右打ち。身長180センチ、体重95キロ。