2年連続日本一に輝いたソフトバンクの契約更改が1日、スタートした。トップを切って交渉に臨んだ上林誠知外野手(23)がいきなり保留した。

約40分の交渉を終えた上林は用意された共同会見をキャンセル。「自分が考えていた(金額と)のと少し差があった。(球団は)評価してくれていたが、自分が納得した形で来年を迎えたい」と、保留理由を話した。今季3500万円から倍増以上の希望を持っていたが、そこまでは至らなかったようだ。プロ5年目の今シーズン全試合出場を果たし、打率2割7分、22本塁打、62打点とキャリアハイの数字を残した。「(成績は)胸を張って堂々という数字ではないが、その中でもというのがある」とも話した。

次回交渉は5日の予定だが、いきなりトップバッターの「保留」に、日本一チームの厳しい“銭闘”が展開されそうだ。(金額は推定)