オリックスT-岡田外野手(30)が5日、大阪市内の球団施設で契約交渉に臨み、現状維持の推定1億2000万円でサインした。3年契約の2年目だった今季は97試合に出場し、打率2割2分5厘、13本塁打、43打点と悔しさの残るシーズンとなった。

6月29日の日本ハム戦(札幌ドーム)でホームに滑り込んだ際に右腹斜筋の筋挫傷を負って、出場登録を抹消。故障にも悩まされただけに「本当に不本意なシーズンだった。来年こそはチームの勝ちに貢献できるようにしたい。(来季は)キャリアハイを目指してやっていきたい」と覚悟を口にした。

オリックスを自由契約となり、前日4日に日本ハム入りで基本合意した金子への思いも語った。「一緒のチームで戦えなくなるのはさみしいですね。本当に野球に対してストイックな方だった。見ていて勉強にもなりますし、感覚もすごくて、それよりも理論派というか、勉強してああいう結果を出したと思うので、尊敬する1人ではあります」。紅白戦などでも打席に立った経験はなく、「どんな球を投げるのか楽しみです」と対戦を心待ちにした。