ソフトバンク岩崎が来年1月の米アリゾナでの自主トレで、サファテとともに復活を期す。4月に続き10月に2度目の手術を行った右肘は順調に回復し、既に15メートルほどの距離でキャッチボールを再開。23日も福岡・筑後市のファーム施設で患部の状態を確認しながら投げ「前回は術後1カ月だったが、今回は2カ月待った。痛みはほとんどない」と明るい表情だった。

工藤監督から温暖で乾燥している土地の方が治りも早いとアドバイスを受け、アリゾナを選んだ。練習施設には自宅が近いサファテもトレーニングに訪れ、ジムワークの後はグラウンドで一緒に練習する。「リリーバーとして一番いい投手。話も聞けたらいい」。通算234セーブを挙げた右腕から多くを学ぶつもりだ。4月に離脱し、リーグ優勝を逃した責任は2人とも痛感している。復帰に向け、海の向こうで心身ともに鍛え上げる。