阪神矢野燿大監督(50)がチャリティー活動のススメを説いた。自身は10年に筋ジストロフィー患者と児童養護施設で暮らす子どもたちの支援が目的の「39(サンキュー)矢野基金」を設立。12月も交流の場を持ち「俺らもいつも支えてもらってる」と感謝する。

チームでは鳥谷がアジアに靴を届け、岩田が自身の持病でもある1型糖尿病の啓発活動を継続。能見や北條らも活動する。指揮官は「若い選手も興味を持って自分だからできることが人それぞれある。大きなことでなくていいから何かやることで自分のプロ意識としてもいい」とうなずいた。

指揮官も現役の05年、筋ジストロフィー症と闘う男性からファンレターが届いたのがきっかけだった。11月のファン感謝デーにも招待するなど10年以上、交流が続く。「自分のできる範囲でやっていければいい」と呼びかけた。矢野監督が取り組む活動の詳細はhttp://yano39.cre-os.comまで。