てっぺんを目指す。ロッテのドラフト2位、東妻勇輔投手(22=日体大)が8日、富士山が描かれた陶板を手に入寮した。

母校・日体大の松浪健四郎理事長が16年に旭日重光章を受章した際の記念品で、世界規模で活躍する学生に贈られるという。「富士山のようにてっぺんを目指せという意味だと思う。日体大には世界で戦っている選手が多い。20年に東京五輪があるので、運良ければ入りたい」と意気込んだ。

年末年始は実家のある和歌山に帰省。元中日で日体大野球部コーチの辻孟彦コーチの薦めで、京都・伏見稲荷大社に参拝した。「努力次第で1位になれる」という「一位守」を購入。おみくじも大吉だった。負けん気の強さが持ち味の右腕は「執念を燃やせば大丈夫と書いてあった。自分に合う言葉が出てきて、運命を感じた」と絶好の新年スタートだった。

西武のドラフト1位、松本航投手(22=日体大)との対戦を心待ちにする。松本は先発で、自身は中継ぎとして期待される。「ずっとライバル視してきたので、ずっと戦っていけたら良い相手だと思う」と闘志を燃やした。