ソフトバンク嘉弥真新也投手(29)と岩崎翔投手(29)が9日、福岡空港から自主トレ先の米アリゾナへ出発した。アリゾナでは昨秋に嘉弥真が加治屋、石川とともに訪れた施設で練習する。

同地では大リーガーやNFL選手もトレーニングするが、2人にとってはこの上なく頼もしい存在もいる。昨年4月に股関節を手術し、今季からの復帰を目指すサファテだ。すべて同じメニューで練習するわけではないが、同じジムで体を動かすことになり顔を合わせる機会は多い。サファテが使用する大学グラウンドでもキャッチボールなどの練習をする予定だ。嘉弥真いわく「アリゾナではめちゃくちゃ強い(顔が広い)」という頼もしい助っ人の下、新シーズンに備える。

昨季2度、右肘を手術した岩崎は「開幕にいけたらベストだけど、そこだけを見ると焦ってしまう。無理して同じ失敗を繰り返さないように。最初はいきなりというのはないけど、最終的にそこ(セットアッパー)に入っていけたら」とプランを描く。昨季67試合に投げた嘉弥真は「ケガをしない体作り。筋力を付けて、1年を通して投げられるように。ウエートをして、肉を食べて、体も大きくしたい」とタフネスぶりに磨きをかけるつもり。

森、加治屋に加え3人の「アリゾナ・リリーバーズ」が温暖な地で体を鍛え上げ、強力なブルペン陣を結成する。