愛妻、愛犬と4連覇じゃ!広島大瀬良大地投手(27)がタレントの浅田真由(28=広島市出身)と結婚することが15日、分かった。昨年12月にプロポーズし、約2年間の交際を実らせた。すでに広島市内で同居しており、シーズン開幕までに婚姻届を提出する。昨季は15勝でリーグ3連覇に導き、最多勝&最高勝率の2冠を達成。一家の大黒柱となる今季も4連覇から悲願の日本一へ、右腕を振り続ける。

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舞台は「夢の国」。昨年12月中旬、大瀬良が仕掛けたサプライズイベントは無事成功した。浅田との旅行を計画し、ディズニーシーで婚約指輪をプレゼント。その左手薬指に指輪をはめて「ホッとしました」。満を持してのプロポーズには、表現しきれないほどの感謝が詰まっていた。

大瀬良 ケガの時もそうでしたけど、僕自身、いい時も悪い時もあった。そんな悪い時にこそ親身になって、僕と同じ悲しみや悔しさ、苦しさを共有してくれた。むしろ僕よりも悔しそうにしてくれて、いつも頑張ろうと思わせてくれた。

浅田は広島を中心に活動するタレント。大瀬良とはもともとカープ関連の仕事で面識があり、共通の友人の紹介で本格的に知り合った。初対面で大瀬良が「話していて楽しいな」と好感を持てば、浅田も「すごく礼儀正しくて真面目そう」と好印象。17年早春には交際へ発展した。

当時、大瀬良は苦悩していた。16年は右肘痛で前半戦を棒に振り、主に中継ぎで17試合登板どまり。17年2月には宮崎・日南キャンプで右脇腹を痛め、なんとか開幕ローテに滑り込んだ。「あのころは正直、自分のことで精いっぱいだった。そんな時も支えてくれました」。その笑顔に救われた回数は数え切れない。

大瀬良 ずっと元気でよく笑う人がいいなと思っていたんですけど、彼女は本当にちょっとしたことでもよく笑ってくれる。そこに元気をもらっていました。

17年シーズン中に同居を開始。「この栄養素がほしいと言ったら、取れる食材の小鉢を用意してくれたり…」。大学の管理栄養学科を卒業した浅田に支えられ、17年に10勝、昨季は15勝でエースに成長した。

もっぱらの楽しみは愛犬の散歩タイムだ。17年冬からはポメラニアンの「こまち」も同居。浅田は「負けて帰ってきても、こまちが駆け寄ると笑顔になります」と笑う。穏やかな私生活は投球にプラスの影響をもたらし、必然の流れで2人は結婚に至った。

大瀬良 家族ができた。より一層頑張らないといけない。気負いすぎず自分らしく一生懸命頑張ります。

主砲丸が抜けた今季、14番にかかる期待は昨年以上に大きくなる。常勝軍団のエース、そして一家の大黒柱として、大瀬良は19年も白球に闘志を乗せる。