広島の新助っ人コンビはラーメン党だった。ケーシー・ローレンス投手(31=マリナーズ)、カイル・レグナルト投手(30=メッツ3A)が25日、そろってマツダスタジアムで入団会見。

チームへの貢献を誓ったが、会見前に球場近くのラーメン店で舌鼓を打っていた。ラーメン好きといえば阪神の通算95勝右腕、メッセンジャーが思い浮かぶが、同じくらいの活躍は間違いない!?

「ローレンス、レグナルトの新助っ人コンビは、会見前に球団職員に連れられフラリと球場を出て行った。目指すは近くの「尾道ラーメン・麺屋壱世」。ラーメン大盛り(850円)と半チャーハン(300円)をペロリと平らげ、ご機嫌で戻ってきた。「ベリー・グッド。毎日通うよ」。笑顔で口をそろえた。

尾道ラーメンは、鶏がらベースに和風だしをブレンドし、背脂を浮かせたしょうゆ味のスープに、平打ち麺を合わせるのが特徴。店主の木村康雄さん(39)は「2人ともはしを上手に使っていた。たくさん食べていただきました」と話した。ラーメン好きといえば、昨年まで9年間で95勝を挙げた阪神メッセンジャーが知られる。食べ歩きでストレスを発散できれば、メッセンジャー級の活躍ができるかもしれない。

両投手は会見で「食」だけでなく、日本野球を研究していることも明かした。レグナルトは「(元巨人)マイコラスらから日本について聞いた。(野球と日本文化を論じた)『和をもって日本となす』(ロバート・ホワイティング著)も読んでいる」。ローレンスは「マリナーズのチームメート(元西武)ルブランから情報収集した」と話した。

佐々岡投手コーチはここまで「中崎、一岡以外はまず先発調整させる」と話しており、両投手とも先発としてスタートする見込み。ハードなキャンプが予想されるが、少なくとも「日本の食」を受け入れられるのは強みだ。キャンプ地、宮崎・日南にもラーメン店はいろいろある。【村野森】