中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)は、21日も2軍のキャンプ地となる沖縄・読谷球場で調整した。午前中にノックなどをこなし、多くの時間を室内での調整と治療に費やした。

午後4時前に室内から出てきた際には、隣接する球場2階で待ち受けていた若い男性ファンが「サインをください」と唐突に、根尾に向けてボールを投げた。

驚いた根尾は、まだ練習の途中だったため、そのボールを受けると、苦笑いしながらすぐに投げ返した。

今キャンプ中には、同じ中日の松坂がファンとの接触により右肩に違和感を訴え、現在は名古屋に戻って治療に専念している。

今回は軽くボールをトスしただけだが、2階から地上の選手に向かってボールを落とすことは、マナーに疑問符が付く出来事であるのは間違いないだろう。

その後、根尾は負傷後初めて、軽めのベースランニングをこなし「ケガした時以来で、1カ月ぶり。軽めですね」としながらも「また1つ(復帰への)ステップが上がりました」と話した。