日本ハムは4日、清宮幸太郎内野手(19)が都内の病院で精密検査を受け、右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折と診断されたと発表した。

3日のDeNAとのオープン戦(札幌ドーム)の9回の打席でファウルを放った際に痛めて途中交代していた。選出されていた9、10日の侍ジャパン-メキシコ戦(京セラドーム大阪)の出場は辞退。シーズン開幕も間に合わない公算が極めて高まった。

今後の見通しは後日発表される予定だが、一般的には試合復帰まで約2カ月かかる。日本ハムでは08年に中田が左手有鉤骨の骨折と診断された。その際は同年7月16日に骨片除去手術を受け、リハビリ後の同9月9日の2軍戦で術後の初打席に立った例がある。

限局性腹膜炎で開幕1軍を逃した昨季に続いて、2年目も故障で離脱することになった。栗山英樹監督(57)は新千歳空港で、清宮の骨折が発表される前に報道陣へ対応した際に「全て受け止めて。必ず、チームのために、幸太郎のためになるように。それを生かせるかどうか。オレも、幸太郎も試されていると思う。しっかりと考えていきます」と話していた。