西武がベテラン投手陣の復帰で戦力に厚みを増していく。左肩の張りで離脱している榎田大樹投手が、今週中にもファーム戦で登板する。

小野投手コーチは「それ次第で4月後半に投げられるかどうか。候補として挙がってくる。ゴーサインが出ればいける」と明かした。開幕直前に離脱者が続出し四苦八苦した先発ローテーションの一角が、早ければ4月中に帰ってくる。

さらに左前腕の張りで遅れている内海哲也投手、軽い肺炎の松本航投手も、ブルペン投球を開始している。同コーチは「内海は思ったより早い回復。5月に入ってからしっかり投げられれば」。松本航も5月下旬の見通しで続々と戦線復帰する。開幕から9試合で56得点、打率2割8分はいずれもリーグ1位。昨季に引き続き打力の健在ぶりを発揮している。同コーチは「6連戦が増える5月は投手陣の使い方を考えたい」と投手力も充実させていく。