「ラオウ」ことオリックス杉本裕太郎外野手(27)がプロ初の4番起用に応える勝ち越しの1号2ランを放った。4番左翼でスタメン出場。

同点で迎えた3回無死一塁。今井が投じた初球の真ん中145キロ直球をとらえた。打球はバックスクリーン中段に直撃する特大の一撃となった。ベンチではサイレントトリートメントで祝福を受けた。

杉本は「初回のチャンスで打点をあげることができなかったですし、なんとかチームに貢献したいと思い、切り替えて打席に入りました。感触がよかったので、打った瞬間入ると思いました。今年1本目のホームランを打つことができてよかったです」とコメントした。

さらに2発目の2号ソロも放った。4点リードで迎えた7回先頭の打席。2ボールからの3球目だった。田村が投じた真ん中低め139キロの直球をたたき、今度は左中間スタンド上段に運んだ。

「リラックスしていい形でスイングできたので、打った瞬間入ると思いました。追加点を取ることができてよかったです」

杉本はプロ4年目で通算7安打。そのうち本塁打が5本、二塁打が2本といまだに単打はない。