ヤクルト新外国人のアルバート・スアレス投手が、初登板で初勝利を挙げた。序盤は最速152キロの直球を軸に攻撃的な投球で押し、2巡目以降はカーブやスライダーを交ぜてタイミングをずらした。丁寧な投球で6回を被安打3の無失点。

▼スアレスが来日初登板初勝利。スアレスの弟はソフトバンクのロベルトで、今年は兄弟そろって登板。外国人兄弟の登板はホッジス兄弟(兄・ケビン=01~03、05年、弟・トレイ=04年)以来だが、2人は同じ年の登板がなかった。同一年の登板は、外国人枠のなかった1リーグ時代にハワイ出身の亀田兄弟(兄・忠=38~41年、弟・敏夫=39~40年)がいるが、2リーグ制後はスアレス兄弟が初めて。なお兄弟そろって白星は、10年に香月兄弟の弟・良仁(ロッテ)が勝利して以来プロ野球20組目。