この日1軍登録された楽天今江年晶内野手(35)が「7番三塁」で先発し、適時打2本を含む3安打を放った。

4-4の7回2死一、三塁、西武平井の7球目、低め127キロスライダーをしぶとく中前に運ぶ勝ち越し適時打。同点の6回無死二塁にも西武先発多和田から左前に適時打を放ち「体が反応しました。いいところに飛んでくれました」と笑顔。4回1死には中前打を放っており、復帰即猛打賞とした。

今季はキャンプ直前に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断され、2軍調整が続いていた。この日の試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつ。チームに明るい雰囲気をもたらした。平石監督も「目も体のコンディションを含めて十分勝負できると判断しました。戻ってきてくれてありがたい」とベテランの活躍に期待した。