ウイルス性胃腸炎から回復した日本ハム吉田輝星投手が、復帰登板で快投した。

イースタン・リーグ西武戦(西武第2)で4回から中継ぎ登板し、2回1安打無失点。「試合勘も全然大丈夫。休む前と変わらなかった」。最速147キロだった直球は「キレがだいぶ戻ってきた。(体調も)問題ない」と手応えをつかんだ。

首脳陣も高評価を与えた。荒木2軍監督は「順調に進んできている」とうなずいた。加藤2軍投手コーチは「もうちょっとしたら(1軍から)声がかかってもおかしくない。2軍の投手の中でも(状態は)上の方」と1軍デビューが近いことも示唆した。

次回は2軍戦で中7日以上の間隔を空けて先発する見込みだ。この日、ドラフト同期の福田が1軍初昇格。吉田輝は悔しそうに「(新人で)1番になってしまったので、それをしっかり取り返したい」。遅れは取ったが、すぐに巻き返すつもりだ。