中日は19日の西武戦(ナゴヤドーム)での判定に関して日本野球機構(NPB)に意見書を提出し、同日中に回答があったと20日、発表した。

同点の9回無死一塁、3番外崎の犠打が再びバットに当たったように見えたが、判定は与田監督の抗議も実らず、ファウルに覆ることなく犠打のままに。試合後、加藤球団代表がリプレー検証の対象外であることを前提として「審判が独自でリプレー検証できた方がいいのではないか」という旨の意見書を出すことを明かしていた。

中日によると、杵渕セ・リーグ統括、友寄審判長が当該プレーをビデオ検証。「バットに2度当たっているようには見えた」とした上で「審判団は現行のリプレー検証のルールに沿って判断をしている」と記されていたという。「審判団が疑念を抱いた場合は本塁打の判定に限ってリプレー検証ができる」というルールについては「問題になった当該のプレーを含めて、シーズン終了後に重要な課題として12球団の意見も踏まえた上で検討いたします」との回答をもらった。

中日広報は「中日球団としては、この回答をもって本件に終止符をうちたいと思います」とした。