広島からトレード加入の楽天下水流昂外野手(31)が、新天地でデビューした。

前日午後10時に仙台入りし、午前中に入団会見を行い、そのまま1軍に合流した。背番号「46」のユニホームに身を包んで8回に代打で登場し「楽天ファンの方々の歓声がうれしかったです」。日本ハム公文の初球を捉えたが、谷内の好守に阻まれて三直に倒れた。「いいアプローチはできたと思う。振らないとヒットも出ないし、(代打は)振るしかない。打てると思ったら、いきたい」と納得の初打席となった。

そのまま右翼の守備に就き、9回に回ってきた第2打席は秋吉の前に空振り三振。平石監督は「1打席目、スライダーに対してしっかりスイングできていた。練習を見ていても、我々が想像している以上のスイングスピードとパンチ力がある」と、手薄な右打者の駒を増やす新戦力への期待をにじませた。