ソフトバンク椎野新投手が激戦の勝利投手になった。

延長12回に8番手で登板し、1死二塁とピンチを背負いながらも無失点でしのいだ。その裏に栗原のサヨナラ犠飛が飛び出し、3勝目が舞い込んだ。「勝ち星は付きましたけど、何より12回まで戦ってチームが勝てたことがうれしかった」と笑顔を見せた。

前日7日オリックス戦では同点の8回2死一塁で登板し、マレーロに決勝の3点二塁打を浴びたばかりだった。「まだ経験したことのないポジションだった。今日は絶対に(経験が)生きていると思う。あそこで負けたらいけない。7、8回と変わらない感じで、絶対に勝つんだという思いで行きました」。自己最速タイの152キロもマークするなど、3連投でリベンジを果たしつかんだ勝利だった。