日本ハムの先発堀瑞輝投手が、4回5失点でKOされた。西武の強力打線につかまった。

1回2死から外崎、山川に連打され先制を許した。味方打線が逆転した直後の3回には、山川に逆転弾を献上。7球粘られ、打たれた特大ファウルはリプレー検証の結果、痛恨の1発となった。4回には先頭金子侑への死球から、再び失点。見せ場なく降板した。

リベンジならなかった。前回登板の21日ロッテ戦は4回途中8失点。背信の投球に「いい流れを切ってしまった」と猛省していた。21歳左腕には、すぐにチャンスが巡ってきた。「1発が打てる打者が多い。しっかりストライク先行で、本塁打に気をつけたい」。警戒していたが、勝負の明暗を分ける一撃を食らった。2番手西村も勢いを止められず、点差を広げられた。

堀は「調子は良いとはいえなかったですが、何とかしたかったです。もう少し粘り強く、試合をつくりたかった」と役目を全う出来ず、うなだれるしかなかった。試合前の時点で、首位ソフトバンクが勝利。勝っても首位浮上はお預けが決まっていたが、後味の悪さを残した。