DeNA宮崎敏郎内野手(30)が8日、出場選手登録を抹消された。横浜市内の病院で診察を受けた結果、左有鉤(ゆうこう)骨骨折と診断された。9日に患部の摘出術を行う。

7日の広島17回戦(マツダスタジアム)の6回の打席で、3球目にファウルを打った際に顔をゆがめ、6球目に再びファウルしたところで代打を送られていた。報告を聞いたラミレス監督は「残念ながら、そういうこと。どれくらいかかるか分からない」。今季中の復帰は絶望とみられる。

主に2番として多くのチャンスメークをしてきた宮崎は今季、ここまで103試合出場で打率は2割7分9厘、13本塁打、44打点。打線の主軸を担ってきただけに手痛い離脱となった。代わってドラフト2位ルーキー伊藤裕が1軍初昇格を果たしたが、抜けた穴は大きい。宮崎以外では、正捕手の伊藤光が左薬指の剥離骨折、パットンは右手小指を骨折。シーズンが佳境に入る中、主力の故障者が続出している。首位猛追へ、チーム一体となってカバーしていくしかない。