阪神矢野燿大監督が逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて非情な断を下した。29日の中日戦(甲子園)は豪雨によるグラウンドコンディション不良のため中止。試合前に発表された先発オーダーでは、開幕4番で全120試合にスタメン出場した大山が外れた。

矢野監督の一問一答は以下の通り。

-大山をスタメンから外した。状態を考慮した?

悠輔が悪いというよりも北條の状態もいい。状態のいい北條でいこうかなと。

-今日も指導していたがはい上がる時期だ

中心選手を育てたいのはチーム全体として、監督としての立場としてもちろんある。

-大山の打撃を見て技術的な部分で感じること

できつつある部分も成長としてある。でも、まだまだそういう部分の伸びしろもある。失投を逃さずに打つことがまず大事。だけど自分の形を崩されたり相手がどう攻めてくるかを考えた上での打撃が、もっともっと伸びてくる。もちろん打率も上がるし、本塁打も増えるし、打点も増えると思っている。

-開幕から先行逃げ切りのイメージが強い。ここからの試合はある程度、救援陣の制限を解くのか

選手にも将来があるから俺もなかなか制限なくとはなかなか言いにくい。現状はCSにしっかり行けるような。球児が言ってくれているように優勝争いのような気持ちで戦うことで、そういうふうにもやっていけると思う。シマ(島本)とかも自信をつけてきてる。これだけ1年間投げることもなかった。いい場面でもずっと投げているのも、いい経験になっている。そういうのは優勝争いという思いの中で戦っていくことですべてカバーできる。

-明日から巨人戦。前回ドームでやられている

いつもそう思っている。他のチームに勝っても1勝やし、巨人に勝っても1勝やけど。ただ、いつもタイガースファンは巨人に対する思いは強いし、俺らも巨人に対する思いは強い。