“韓国のイチローJr.”に警戒せよ。侍ジャパン稲葉篤紀監督(47)が韓国視察3日目の5日、キウム-サムスン戦を視察。キウムはかつて中日でプレーし、韓国のイチローと評された李鍾範の息子である李政厚外野手(21)が在籍。プロ入りから2年連続打率3割以上で今季も3割2分4厘と安打製造機ぶりを発揮し、11月のプレミア12、来年の東京五輪の有力な候補だ。

イチローの代名詞、背番号51で3番に入り、マルチ安打。指揮官はヤクルトでの現役時に戦った父との姿を重ね「お父さんはヘッドスライディングをよく見せてガッツある選手だった。息子はスイングがコンパクトでバットコントロールがいい」と話した。代表の4番候補で元ツインズのキウム朴炳鎬も痛烈な左前打を見せた。「2人は間違いなく代表に入る。警戒しないと」と印象を刻んだ。(ソウル=広重竜太郎)