中日大野雄大投手(30)が阪神23回戦でノーヒットノーランを達成した。19年ソフトバンク千賀滉大以来、史上81人目(通算92度目)の快挙。中日では13年山井以来。6回1死で京田の失策で初出塁を許し、完全試合ペースが途切れたがこれに動揺することなく、7回まで毎回三振を奪うなど阪神打線を封じて偉業を達成した。

▼大野雄が今月6日の千賀(ソフトバンク)以来、プロ野球81人、92度目のノーヒットノーランを達成した。セ・リーグでは18年7月27日山口俊(巨人)以来となり、中日では13年6月28日山井以来12人、12度目。中日は巨人の16度に次いで多いが、巨人は複数回達成の投手が3人おり、12人は巨人と並んで最多。中日は1リーグ時代に2度、2リーグ制後に10度で、2リーグ制後では巨人の9度を抜いて最多となった。また、この試合は途中で捕手が加藤から大野奨へ。捕手が交代して達成は68年5月16日城之内(巨人)以来、51年ぶり6人目と珍しい。

▼同じ月に2人以上が達成は、85年6月4日郭泰源(西武)同9日田中幸(日本ハム)以来となり、43年5月の3人を含め7度目。今回の9日間で2人は71年8月19日藤本(広島)同21日高橋善(東映)の3日間、43年5月22日藤本英(巨人)同26日別所(南海)の5日間、85年6月4日郭泰源、9日田中幸の6日間に次いで短かった。