中大が3点差を逆転し、開幕4連勝を果たした。勝ち点2は国学院大と並ぶが、勝率で単独首位に立っている。

4番に座り、3安打全て適時打で4打点の牧秀悟二塁手(3年=松本第一)は「こういう勝ち方、連勝は初めての経験です。投打が本当にかみ合ってます」と勝利をかみしめた。

先発畠中が1回もたず、初回表にいきなり3点を失った。だが、その裏、すぐに反撃。2死三塁で牧が左翼フェンス直撃の適時二塁打を放ち、1点を返した。牧は3回にも2点適時二塁打。5回には、左前適時打を放った。

駒大1回戦は打線が4安打しか放てず、4番の責任を感じていた。「前の試合は投手で勝たせてもらった。今日は野手だぞ、と。3点取られても、慌てることはなかったです」。もともと、打力のあるチームだけに「1点でも返していけば追いつける」という雰囲気があるという。その通り、6回に同点とし、8回に内山の左前2点適時打で勝ち越した。

開幕4連勝は、同5連勝の00年春以来だ。清水監督は「今日は野手の日。3点取られても落ち込むことなく、選手から『切り替え』という声が出ていた」と目を細めた。投手陣では、水谷が3番手で5回途中から8回までを0に抑えた。「うまく切ってくれた。攻撃に流れを持ってきてくれた」とねぎらった。