近大・谷川刀麻外野手(4年=星稜)は大学球界を代表する二刀流選手だったが、ラストイヤーは打者1本で勝負している。

1学年下のスラッガー佐藤と打撃談議を繰り返し、元来の思い切りの良さはそのままに確実性、長打力もついてきた。「(ドラフトは)あまり考えず、プラスアルファで結果がついてきてくれたら。昨秋の明治神宮大会で打てたことで自信になった」とプロ志向を高めた。

星稜時代は投打で活躍し、甲子園にも出場。最速148キロの「元投手」だけに右翼からの送球も目を見張る。