走攻守がハイレベルにそろった大型外野手だ。JR西日本・佐藤直樹(21)は「足と肩に自信があります」という言葉通り、50メートル5秒8の俊足に、遠投120メートルの高い身体能力を持つ。守備範囲の広さや地肩の強さは、複数の球団スカウトがほれ込むほどだ。

高卒3年目の21歳。2年目の昨季からレギュラーに定着し、3番を担う。今夏の都市対抗では、JFE西日本の補強選手として出場。3試合で14打数6安打3打点、打率4割2分9厘の成績を残し、即戦力野手として評価を高めた。

報徳学園では、3年夏の兵庫大会2回戦で、阪神にドラフト3位で指名された須磨翔風・才木から本塁打を放ち、長打力を見せつけた。

刺激を与えてくれる存在がいる。広島小園は高校の2学年下の後輩で今も食事に行く間柄だ。「だいぶ刺激になっています。そこ(プロ)に行きたい気持ちでやってきた」。夢が実現する日が近づいている。