ロッテ細川亨捕手(39)が29日、ZOZOマリンで契約更改に臨み、100万円増の1600万円でサインした。プロ18年目の今季は31試合に出場。2年ぶりの安打を記録するなど3割3分3厘を記録した。「拾っていただいて、あんなに痺れる場面で試合に出させてもらって、本当に感謝ですね」と話した。

今シーズンは試合終盤から出場し、主に“抑え捕手”としての役割を果たした。「ド緊張ですよね。楽天2年目(18年)は1年間ずっと2軍にいて、1軍の雰囲気は違いますし、勝たなきゃいけない場面で出させていただいた」と最終戦まで続いたAクラス争いは、ベテランでも緊張があったと明かした。

また西武、ソフトバンク、楽天と渡り歩き、幾度となくロッテとも対戦。里崎智也氏らが在籍した当時は、一番対戦するのが嫌だったという。「自分が対戦していたロッテはワイワイしていた。切り替えの早さはすごいなと思っていて、今のキャッチャー陣の方が引きずっている部分があった。ミーティングでも言いましたけど、昔のロッテのチームカラーを伝えるのも今の若手には新鮮だったみたいで」と百戦錬磨の経験からのアドバイスも送った。

来季に向け「こんな悔しい負け方をして来年モヤモヤしてられないので、ずっと上位にいれるように、優勝に貢献できるように頑張ります」。19年目もマスクを被る。(金額は推定)