ソフトバンクのドラフト1位佐藤直樹外野手(21=JR西日本)の激励会が21日、神戸市内で母校の報徳学園OB会主催で開かれ、同級生やOBら101人が出席した。

プロスカウトも使用する60万8000円のスピードガンを寄贈した佐藤は「今あるものが古くて調子が悪かったと聞いたので」と説明した。JR西日本には選手、スタッフそれぞれにサングラスを贈った。

創部87年目の報徳学園出身では佐藤が30番目のプロ野球選手。ソフトバンクでの背番号も「30」で「30人目みたいですね。はやくこの番号を自分の番号にしたい」と話した。29番目は昨年ドラフト1位で広島入りした小園。2学年下で今季は勤務地広島で会うなど刺激をもらう存在だ。「小園が1年目からすごかった。テレビでも見ていたし会ったりもしていた。同じ舞台では負けたくない」と、先輩の意地を見せた。

激励会の最後には父・義八さん(69)、母・亜美さん(56)に花束を渡し「親元を離れ、親のありがたさがわかった」と感謝の気持ちを伝え、プロでの活躍を誓った。