今年の巨人は、勝つべくして勝つ。巨人原辰徳監督(61)が7日、客員教授を務める千葉・勝浦市の国際武道大で16年連続16回目の講義を行った。

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<巨人原監督の国際武道大講演での主な名言>

◆05年 規律の重要性について「私が言う愛は理解すること。ジャイアンツというチームを理解することなんです。チームが勝つためには自己犠牲が必要になる。そういうことができない選手に対し、お前にはジャイアンツ愛が見えないぞ、と注意するんです」

◆09年 リーグ2連覇を果たして迎え「私の頭の中に3連覇という気持ちは一切ない。今年から5連覇する。そういう気持ちでスタートする」

◆15年 他動的という人生観を披露し「人生、自分で動かしているという考えでは上にいけない。環境を与えられ、生かされ、表現する場所ができている。いざとなったら勝負の鬼になって戦えばいい」

◆17年 第4回WBCで世界一奪回を目指す侍ジャパンに「勝負事は生きているから、決め込んではいけない。勝つために流動的に成長することは、決して恥ずかしいことではない」

◆19年 FAで丸、炭谷を獲得も、人的補償で長野、内海を失い「勝負の世界は足し算ばかりでない。人生歩んでいるとよく分かります。反対勢力、引き算はある」