中日のドラフト1位東邦・石川昂弥内野手(18)が9日、ナゴヤ球場での「初打ち」を行った。11日から始まる新人合同自主トレには与田監督も視察に訪れることを把握しており「キャンプから1軍でやれるようアピールしたい」と準備に余念がない。

この日午前に住民票や運転免許証の住所変更手続きなどをこなし、午後から屋内練習場で他のルーキー6選手と自主的に汗を流した。キャッチボールとティー打撃をドラフト4位の郡司と行うと、マシン打撃も敢行。約20分間で200球を打ち込んだ。

前日は入寮。10日は東京で新人研修会を予定している。「今日は打っておきたかった」と11日から始まる合同自主トレに向けて、この日の打撃練習は必須事項だった。視察に訪れる与田監督に「すべてをアピールできるように」するためだ。すでに打撃練習は開始しており、この日は球団施設での初練習となったが「野球だけに集中できる素晴らしい環境。しっかり活用して目標を達成できるようにしたい」と改めて1軍スタートを誓った。

入寮初日の前夜は焼き肉でこの日の朝食は冷しゃぶ。「おいしくて、食べ過ぎました。1日で体脂肪率が上がってしまいました」と苦笑いしたルーキーが充実した環境の中で最初の目標達成に挑戦する。