14年に黒田博樹氏とヤンキースでプレーしたホセ・ピレラ外野手(30=フィリーズ)が29日、来日初の打撃練習を行った。

マツダスタジアム隣接の屋内練習場で行われている合同自主トレに合流。野間とキャッチボールを行うと、日本人野手とともにノックを受けた。「黒田がプレーしたことのあるチームで契約してもらえたことは光栄に思います」。ゲーム要素を取り入れた練習内容に時折笑顔も見せるなど、初日からチームに溶け込もうとする姿勢がうかがえた。

初打ちでは、ノーステップ打法など、明確な意図を持って取り組んだ。「自分自身が重要だと思うのはコンタクトをしっかり。球をつかまえることを行いたい」。今後、屋外での打撃でも柵越えを狙ったような大振りをするつもりはない。憧れる元米大リーグMVPのミゲル・テハダ氏のように、確実性のある打撃を突き詰めていく。

◆ホセ・ピレラ 1989年11月21日生まれ、ベネズエラ出身。14年にヤンキースでメジャーデビュー。パドレスをへて、昨季途中にフィリーズ移籍。メジャー通算302試合で打率2割5分7厘、17本塁打、82打点をマーク。本職は外野ながら一、二塁も守れる。広島では三塁の適性もテストされる見込み。182センチ、99キロ。右投げ右打ち。