宮崎の日中は、照りつけるような日差しが降り注ぐ。巨人野手の面々は、サングラスを掛け、バント練習にいそしんでいた。よく見ると、1つのサングラスを使い回している。レンズ部分には無数の小さい穴。岡本は「あれ? 見えへん」と空振りした。謎の黒いメガネの実態に潜入した。

石井野手総合コーチの発案だった。「あれ? 100円ショップだよ。視力矯正のもの。ダイソーに買い物行って、自分で使おうと思って(笑)。僕は裸眼で視力が0・05くらい。あのメガネは焦点が小さくて視界が狭まる。目悪い選手に使わせたら面白いかなと思って持って来たけど、みんな目が良くてね」と事の経緯を明かした。

“100均トレ”は逆転の発想から始まった。「それなら、少しでも不自由にして、視界を狭めた感じから外してどういう効果が出るのかなと。選手は怖さはあるみたい。ただ外した時は顔が寄ってくというか、怖がらずにいける」。岡本も「外したら、何か打てそうな気がする」と笑った。同コーチは「100円で効果あるなら、もうけものか。でも明日からは多分やらないかも(笑)」。キャンプ前に3個購入。税込330円。大手100円均一の秘密兵器? で、視界良好となりそうだ。【栗田尚樹】