阪神糸井嘉男外野手がタテジマでは自身最速の実戦スタートを切る。

例年初出場は3月中旬だったが、今年は「キャンプ中に出ます」と明言。東京五輪の影響で開幕が前倒しされ、キャンプ後のオープン戦も11試合と少なめ。「2月とかそういうわけではなく、開幕が早いからそうしているだけです」。オリックス時代の15年以来5年ぶりに2月中の実戦出場で仕上げにかかる。

昨年10月の左足首手術から順調にリハビリをこなし、沖縄・宜野座キャンプでは福留らとともに調整を任されている。ランチ特打では快音連発でファンを魅了。7日にベースランニング、9日は中堅で初めて打球捕を行い、実戦出場への準備は順調。1月の沖縄自主トレでも例年よりジャンプ系のメニューを多く取り入れ、より実戦の動きに直結する体作りを意識してきた。4年契約の最終年を迎える虎の超人がロケットスタートだ。