沖縄2次キャンプから合流した広島長野久義外野手が、仕上がりの早さを印象づけた。球場入りすると再会したチームメート、球団関係者とがっちり握手。

「初めて会う選手もいたので、しっかりコミュニケーション取れました」。若手にも積極的に声をかけ、笑顔が目立った。

練習では例年の長野流とは違った。昨春初めてシートノックに加わったのは25日だったが、早くも実戦守備走塁で左翼を守った。実戦打撃ではサイン通り、見本のような右打ちを披露。ランチ特打では、ドラフト1位の森下暢仁投手(22=明大)と対戦。ストライク9球中、安打性4本をマークして貫禄を示した。「けがなくできているので、順調と思います」。調整は任されているが、10本の塁間ダッシュをこなすなど、合流初日から精力的。佐々岡監督は「この時期に守備も打撃も入った。昨年よりも数段上だと思う」とうなずいた。初の対外試合となる14日のロッテ戦(沖縄)に出場する見込みだ。