200日ぶりに、打者をうならせる。最速163キロを誇るロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18=大船渡)が24日、プロ入り後初めて“対打者”の段階へ進む。井口資仁監督(45)が「ライブピッチで、B・P(打撃投手)で放ります」と明言した。

24日に本拠地ZOZOマリンでフリー打撃に登板する。同日の西武との1軍練習試合は新型コロナウイルスの余波で中止になったが、佐々木朗の初舞台は行われる。1軍戦中止に伴う2軍戦のメンバー調整の結果、当初と対戦予定打者が変更。ドラフト5位・福田光輝内野手(22=法大)らとの対戦になりそうだ。福田光はフルスイングが売りで、ここまでのオープン戦や練習試合でも好結果を残した。対決となれば注目の力勝負になる。

井口監督は「ここまで投手コーチが描いたプログラム通りに、それ以上に順調かなと思います。さらにギアを上げてもらえればなと思いますし、ようやくマウンドで、グラウンドで投げるので」と期待を込めた

佐々木朗は21日に遠征先のペイペイドームのブルペンで、スライダーなどを交えて34球の投球練習。「しっかり準備はできていると思うので、しっかり投げられるようにしたいです」と意気込んでいた。

打者に対しての投球は、昨年9月6日以来ちょうど200日ぶりになる。当時はU18高校日本代表メンバーとして、韓国・機張(キジャン)でのワールドカップに出場。決勝ラウンドの韓国戦に先発し、右手中指にできた血マメの影響で、1回無失点で降板した。