関西学生野球連盟は6日、大阪市内で臨時常任理事会を開き、春季リーグ開幕を6月6日にすることを決めた。各校が2~3試合戦う勝ち点制を断念し、82年の同連盟発足以来、初の1試合総当たり戦で、勝率で優勝を争うことも決めた。

新型コロナウイルス感染拡大のため、開幕を4日から18日に延期していた。だが、状況は悪くなる一方で、関大が19日まで、立命大が20日まで、近大が5月6日まで、同志社大は5月12日まで、関学大と京大は期限未定と加盟6校すべてが活動禁止を決めている。

村山嘉男理事長(78)は「各大学の試験日程などを見ると7月中旬までには終わりたい。各大学の練習時間なども考えると6月6日からやりたいが、延期の可能性もある」と話した。タイブレーク制を導入し、スカウトは入場可能にする。無観客にするかどうか、球場の確保、勝率で並んだ場合に優劣をつけるポイント制の導入などは5月13日の臨時常任理事会で決める。